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昨今、再評価と再版がさかんな獅子文六の、こちらは『可否道』。主人公の女優の珈琲へのこわだりを中心に進むストーリーには、ほがらかで牧歌的、嫌なことも特に起こらない、でもその中に生まれるドラマをそれこそ一滴一滴抽出した不思議なうまみと芳醇な物語世界があります。昭和の中間小説のかがやき。タイトルも形も変えて今も愛される名作をぜひ初出のこの版で。装丁は、獅子文六の作品を多く手がけた芹沢銈介。本体表紙の観音様の手に珈琲豆、とも見える絵が美しい。


*函の底部に若干のひしゃげとポツポツとシミあり、函内側に糊付けされていたパラフィン紙を剥がしたアトが若干あり、巻末のページに日付がボールペンで小さく書かれていますが目立つものではありません。それ以外は古書として標準的な状態です。事前にご了承ください。


著者:獅子文六

出版社:新潮社

発行年:1963年初版

140mm x 200mm / 228P

ハードカバー、函


可否道

¥3,000価格
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© shimotsukibunko

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