小沢信男の言葉を表題に据え、野見山暁治の絵を表紙に抱いた、山田稔の最新作。小沢を筆頭に、坪内祐三、生田耕作らすでに鬼籍に入ったなつかしい人たちの記憶と思い出を描く、その按配の妙がいつもに増して味わい深い文章の世界。雑誌『ぽかん』や『海鳴り』に掲載された散文に加え、書き下ろしを三編、そして単行本未収録の短編小説が一編収録されています。
個人的には、昭和20年代の京都を舞台とした小説「夜の声」の時代の空気、主人公の鬱屈、それを包み込む戦後の京の街の描写に深く感じ入りました。今回も、山田稔の文の技と、その歩んできた道が堪能できる一冊です。山田文学の伴走者である版元・編集工房ノアによる、94歳の誕生日を発行日とした粋な計らいも沁み入ります。もういいか?いや、まだまだ。
*こちらは新本となり、定価販売となります。
*ただいま限定にて著者サイン本となっております。
著者:山田稔
発行:編集工房ノア
発行年:2024年
135mm x 190mm
ハードカバー
288P
[新本] もういいか
¥2,530価格

![[新本] もういいか](https://static.wixstatic.com/media/95a000_bc9d67b799124fd0bf0976a88ca1c677~mv2.jpg/v1/fill/w_2000,h_1500,al_c,q_90,enc_avif,quality_auto/95a000_bc9d67b799124fd0bf0976a88ca1c677~mv2.jpg)